クロミエ

クロミエ

解説

大きさから、「Brie(ブリー)」の弟分とも呼ばれている「Coulommiers(クロミエ)」ですが、逆に「Coulommiers(クロミエ)」が「Brie(ブリー)」の基になったという説もあります。
均質的に柔らかく、程よいとろみ具合で、スイートアーモンドのような繊細な香りがする、質の高いチーズです。

特徴

・自然に皮が形成される柔らかいチーズ


・脂肪分45%~50%


・平らな円柱形で、面の直径は12cm~15cm、厚さ2.5~3cm


・ビロードのような口当たりで、非常にクリーミー


・白い皮が自然にでき、発酵が進むと赤みを帯びてくる


・生産量:56,000t

ガストロノミー

6月から12月までがおいしい「Coulommiers Fermier(クロミエ・フェルミエ(農家製クロミエ))」に対し、「Coulommiers Laitier(クロミエ・レティエ(半工場製クロミエ))」は一年を通して同じ品質が保たれています。
ブルグイユやコート・ド・ボーヌといった、柔らかくフルーティーな口当たりの赤ワインとよく合います。
「Brie(ブリー)」や「Camembert(カマンベール)」のように、トーストと合わせたり、コロッケ、カナッペ、ポテトとの重ね焼きなどの調理に使えます。

製造方法

「Coulommiers(クロミエ)」は、通常低温殺菌の半脱脂乳から作られますが、生乳から作られる製品もあります。専用道具かスプーンを使ってレンネット(凝乳酵素)を加え、カード(凝乳)を高さ10~14cm、直径12~15cmの型に入れます。型から外し塩をして乾燥させたチーズに、ペニシリウム・カンディダムという白かびを全体に行き渡らせます。
通常、熟成期間は3~4週間。その間、何度も上下を入れ替え、巻き簾のような隙間のあるマットの上に乗せて完全に乾かします。
もろくて崩れやすい「Brie di Coulommiers(ブリー・ド・クロミエ)」を無駄を出さずに輸送するため、11世紀以降、さまざまな方法が考えられてきました。


チーズの名前は、このチーズの原産地に近く、またチーズの主な消費地でもあったクロミエ市です。クロミエ市では毎年、復活祭前の日曜日に、チーズとワインの定期市が開かれます。

生産地

「Coulommiers(クロミエ)」の人気は、原産地イル・ド・フランスと首都パリとの近さに恩恵を受けています。現在では、シャンパーニュ地方やブルゴーニュ圏、ロレーヌ圏でも作られています。

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